現在、ほとんどの人がパソコンを1台以上持っていますが、市場には様々なタイプのパソコンがあります。
パソコンの初心者にとっては、自分に合ったパソコンを選ぶのが難しいでしょう。
家電店のスタッフが勧める高価なパソコンを購入して後悔することもよくあります。
パソコンは多くの部品で構成されており、選ぶ際の基準も多く、判断が難しいものです。
◆「メモリは何GB必要ですか?」
◆「SSDは1TBで十分ですか?」
◆「CPUの種類は何が良いですか?」
◆「画面のタイプはどれが適していますか?」
初心者にとっては、これらの用語が理解しにくいですよね。
知識がないため、必要以上に高性能なパソコンを選んでしまうことがあります。
また、店舗が在庫処分したい製品を勧められることもあります。
この記事では、パソコンを購入する際のポイントと、選び方の基本をご紹介します!
失敗しないパソコン選びのポイント
パソコンを購入する際、多くの人が後悔を感じることがあります。
実際、「マイナビ」のアンケートでは、500人中53.3%が現在のパソコンに後悔していると答えています(参考:マイナビニュース)。
約半数の人が購入後に後悔しているため、事前に注意点を知っておくことが大切です。
しかし、初心者にとっては何に注意すべきかがわかりにくいものです。
よくある失敗例としては、適当な基準でパソコンを選んでしまうことです。
例えば、「CPUの性能が高いからこれにしよう」という理由だけで購入してしまうと、後で後悔することがあります。
高性能なCPUを搭載したパソコンは、将来的に様々な用途に対応できる可能性があります。
しかし、動画編集や3DCADなどの重い作業をしない限り、高性能CPUが必要になることは少ないです。
【チェック】
CPUは「仕事・作業をする人」に例えられます。
他に、メモリは「デスクの広さ」、ハードディスクは「デスクの引き出し」と例えられます。
パソコンを選ぶ際には、使用目的を明確にすることが大切です。
つまり、パソコンの性能だけでなく、使用する時間、場所、目的(TPO)を考慮して選ぶ必要があります。
単に性能や価格だけで選んでしまうと、その性能を活かしきれずに無駄になることが多いです。
初心者が覚えておくべきは、「高価なパソコン=使いやすい」とは限らないということです。
高価で高性能なパソコンでも、特定の作業に特化している場合、他の作業では性能を発揮できないことがあります。
【チェック】
特定の作業に特化した高価なパソコンは、他の一般的な作業では性能を発揮できない場合があります。
「高価なパソコン=使いやすい」という考え方を捨て、用途に合った適切なパソコンを選ぶことが重要です。
安いパソコンが使い物にならないわけではありません。
用途に合わせて選べば、低価格で低スペックのパソコンでも十分に活用できます!
適切なパソコンの選び方
自分の使用目的をはっきりさせてから、適切なパソコンを選ぶことが重要です。
これにより、必要以上に高性能なパソコンを購入して無駄な出費を避けることができます。
また、自分に必要のない機能を持つパソコンを購入するリスクも減らせます。
パソコン選びの基本は、「使用目的に合ったパソコンを選ぶ」ことです。
パソコンの用途を大別すると、以下のように分けられます。
デスクトップパソコン
◆ネットサーフィンや仕事用
◆ゲームや映像編集用
ノートパソコン
◆ネットサーフィンや仕事用
◆ゲームや映像編集用
まずは、これらの中から自分に適したカテゴリを考えてみましょう。
それぞれのカテゴリにおすすめのパソコンを後ほど紹介します。
多くの人にとっては、「ネットサーフィンや仕事用」のパソコンが適しているでしょう。
【チェック】
ここで言う「仕事用」とは、ExcelやWord、PowerPointなどのオフィスソフトを使う作業を指します。
ブログやライティングなどの副業を行う人も、同じスペックのパソコンで十分です。
もちろん、動画視聴も問題なくできます。
【注意】
「ゲームや映像編集用」のパソコンを選ぶ際は、ある程度の知識が必要です。
しかし、ここでは最低限必要なスペックのパソコンを紹介します。
価格帯を簡単に説明すると、「ネットサーフィンや仕事用」のパソコンは比較的安価で、「ゲームや映像編集用」のパソコンは高価になります。
インターネット閲覧とゲームプレイでは必要なスペックが異なるためです。
私自身は、メインでデスクトップパソコンを使用し、サブとしてノートパソコンを利用しています。
ノートパソコンはソファで使ったり持ち運びが便利なメリットがありますが、映像編集などの重い作業には向いていません。
デスクトップパソコンとその特徴
デスクトップパソコンは、移動させることのできない据え置き型のパソコンです。
ノートパソコンに比べて高性能なモデルでも低価格で手に入れられるのが魅力です。
さらに、多くのPCパーツを搭載できるため、拡張性やデータ保存容量の増加が容易です。
ただし、大きな本体サイズのため、設置するスペースを確保する必要があります。
ノートパソコンとは
ノートパソコンは、持ち運び可能な比較的小型のパソコンです。
外出先での仕事や家でのリラックスタイムにも使えます。
場所を選ばずに使用できるため、非常に便利です。
また、設置スペースを確保する必要がない点もメリットの一つです。
用途に合わせたおすすめパソコンの紹介
ここでは、さまざまな使用目的に応じたおすすめのパソコンを紹介します。
今回紹介するモデルは、私が実際に購入し使用した経験のあるものばかりです。
コストパフォーマンスが良いので、パソコン選びに迷っている初心者の方はぜひ参考にしてください!
ネットサーフィンや業務用におすすめのデスクトップPC
レノボ「ThinkCentre M715q Tiny」
このモデルは、手のひらサイズのコンパクトなデザインで、限られたスペースにも設置しやすいです。
ディスプレイの背面に取り付け可能なほど小さく、省スペースを重視する方に最適です。
CPUはAMDのRyzen 5 2400GE、メモリは8GB、ストレージは256GBのSSDを搭載しており、日常的な作業には十分な性能を備えています。
コストパフォーマンスに優れたおすすめのデスクトップPCです。
主なスペック
◆CPU:Ryzen 5 2400GE(AMD)
◆メモリ:8GB
◆ストレージ:256GB(SSD)
ゲームや映像編集におすすめのデスクトップPC
Dell「ALIENWARE AURORA」
このモデルはVR体験にも対応するハイスペックなタワー型デスクトップPCです。
6コアのCPU「Core i7-9700K」やVR対応のGPU「GeForce RTX 2070」を搭載しており、最新のゲームや映像編集にも余裕で対応します。
ストレージは512GBのSSDと2TBのHDDの組み合わせで、高速性と大容量を兼ね備えています。
拡張性も高く、最大4つのストレージをサポートし、アップグレードや交換もドライバー不要で行えます。
VR技術をはじめとする最新テクノロジーを存分に楽しみたい方におすすめのモデルです。
主なスペック
◆CPU:「Core i7-9700K」やVR対応のGPU「GeForce RTX 2070」
◆メモリ:8GB
◆ストレージ:512GB(SSD)と2TB(HDD)の組み合わせ
ネットサーフィンや仕事用におすすめのノートパソコン
ASUS JAPAN「E203MA」
このモデルの魅力は、約1kgという軽量さと、約3万円という手頃な価格です。
軽くて安価なため、持ち運びにも便利です。
Webページの閲覧やメールの確認、文書作成などの軽い作業には十分な性能を持っています。
バッテリーの持続時間は、公称で最長約14.6時間となっており、長時間の使用にも耐えられます。
カラーバリエーションは2種類から選べます。
主なスペック
◆ディスプレイ:11.6インチ(1366×768)
◆CPU:Celeron N4000
◆メモリ:4GB
◆ストレージ:64GB eMMC
◆光学ドライブ:なし
◆Office:なし
◆本体サイズ:286(幅)×193(奥行)×16.9(高さ)mm
◆重量:約1kg
◆カラー:パールホワイト、スターグレー
ゲームや映像編集におすすめのノートパソコン
HP「Pavilion Gaming」
このモデルは、ゲーミングノートパソコンとして4Kディスプレイを搭載している点が特徴です。
「Pavilion Gaming 15-cx0000」は、6コアのCPU「Core i7-8750H」とNVIDIAの「GeForce GTX 1050Ti」を搭載し、ゲーミングPCとしての性能を備えています。
ストレージはSSDとHDDの組み合わせで、高速な読み書き速度と大容量を両立しています。
最大の特長は、3840×2160の解像度を持つ4Kディスプレイを搭載していることで、動画や写真の編集などの作業を高画質で行うことが可能です。
コストパフォーマンスも高く、価格も比較的抑えられています。
主なスペック
◆ディスプレイ:15.6インチ(3840×2160)
◆CPU:Core i7-8750H
◆GPU:GeForce GTX 1050Ti
◆メモリ:16GB
◆ストレージ:256GB SSD + 1TB HDD
◆光学ドライブ:なし
◆Office:なし
◆本体サイズ:365(幅)×257(奥行)×29(高さ)mm
◆重量:2.34kg
このモデルは、ゲームプレイや映像編集などの高負荷な作業にも対応できる性能を持っており、幅広い用途で活躍することが期待できます。
まとめ
自分の好みに合ったパソコンは見つかりましたか?
パソコン選びでは、使用目的や必要な性能をしっかりと考慮することが大切です。
パソコンは決して安価な買い物ではないため、しっかりと情報を集め、納得のいく選択をしましょう。